頸椎の構造

背骨は上から頸椎（7個）・胸椎（１２個）・腰椎（５個）と分かれています。

７個ある頸椎のうち１番目と２番目は特殊な構造をしており頸椎の回旋（右・左を向く）という動きを担っています。残りの３番目から４番目でそれ以外の動きを行い重い頭を支えるのに重要な役割をしています。

・頸椎には痛みや温度を感じたり手足を動かす神経達を通す管・脊柱管

・一つ一つの頸椎のクッションの役割をしている椎間板

・その前後で動きを支えている靭帯

・首を動かしている筋肉

大きく分けてこのような組織たちで頸椎は支えられています。

 

なぜ起きるのか？

20歳を超えるとクッションである椎間板やその周りの靭帯は変性（老化していく現象）が起きます。それが進んでいくと椎間板や靭帯が肥厚してきます。椎間板の変性は誰にでも生じるため、これ自体は病気ではありませんが、脊柱管（神経の通り道）が狭くなり、神経が圧迫され症状がでることで、初めて病気と診断されます。

変性の進行には加齢だけでなく姿勢や頸部の筋緊張によるストレスも大きく関わってきます、首にストレスのかかる姿勢を普段からしている場合は注意が必要です。

どんな症状があるのか？

変性した椎間板や靭帯が神経を圧迫してしまうことから↓↓↓

・背中、腕、手、指先の痛みや痺れ、感覚消失

・手がうまく動かせない

・首を動かすと痛む（後ろに倒すと強く痛む）

・寝違いのような痛みがなかなか引かない

・手に力が入らない

などの症状が出てきます。

このような症状やが気になる方はすぐにご連絡ください！

 

 

 

 

当院での対応

いけむら接骨院ではまず整形外科的診察、検査を行います。その上で患者様に適切な治療をさせていただきます。頚椎症が疑われ、症状が強く出ている場合は当院と連携がとれている整形外科へ紹介させていただき、頸部の状態をレントゲン・MRI等で確認し、ヘルニアや靭帯肥厚の有無、症状と一致しているか確認します。

首の筋肉の硬さが原因の場合、首や肩甲骨周りの筋肉を緩め首にかかる負担を減らすことで症状を改善します

姿勢や筋肉が原因の場合、当院では骨盤矯正、猫背矯正などの姿勢矯正をします。骨盤の歪み、ストレートネックなどにより姿勢不良となり、筋肉・筋膜の歪みが出てきます。このような姿勢矯正をすることにより骨盤の歪みが修正され、筋肉・筋膜の歪み、緊張が取り除かれて、症状の改善が望まれるだけではなく、再発予防に導くことが出来ます。

当院では整形外科と連携をとりながら痛みをとるだけでなく根本からの治療をしていきます。首や背中の痛み、頚椎症でお悩みのかたはすぐにご相談ください。