坐骨神経痛
- 長い間、立っていることが辛い
- お尻の痛みが強く、長時間座ることができない
- 数分歩くと下肢に痛みとしびれが出現して、歩くのが苦痛だ
- 腰を反らすと下肢にシビレや痛みを感じる事がある
- 前にかがむ事がつらい
坐骨神経痛とは?|清須市 いけむら接骨院
坐骨神経痛は、病名ではありません!
来院される患者さんが、よく言われることが『お尻がずっと痛いです。坐骨神経痛なんですよ』と痛い箇所に手を当て、問題があると訴えられます。これは、多くの方が勘違いされていることです。そもそも坐骨神経痛という病名はありません。
坐骨神経に沿ってお尻から太もも、すね、ふくらはぎ、足先にかけてのシビレや痛みの症状の『総称』を坐骨神経痛いいます。頭痛や腹痛と同じ症状を表す言葉で、『病名』ではないのです。
それぞれの症状で、病名を診断していきます
原因疾患の主なものとして、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアなどの脊椎疾患が考えられます。また坐骨神経そのものが圧迫される梨状筋症候群などもあります。その他に脊椎に関連したものではなく、血管病変、婦人科系、腫瘍、精神的要素が原因となり得ます。坐骨神経痛は病名ではなく症状ですから、上記の病気をそれぞれに鑑別診断していく必要があるのです。
坐骨神経痛が起る原因|清須市 いけむら接骨院
坐骨神経痛はどこにあるの?
では、坐骨神経は人体のどこを走っているのでしょう?。
人体の中で最も太い座骨神経は、まず腰椎の4、5番目と仙椎(仙骨)からなり、臀部にある梨状筋の下・または間を通り、太ももの後面を下行して膝裏で名称が変わり、総腓骨神経と脛骨神経に分かれます。そしてさらに名前を変え、足先に向かって走行しています。そのため何らかの原因で坐骨神経に問題が起こると神経の走行に沿って、痛みやシビレが起きるのです。
坐骨神経痛が起こる原因とは?
坐骨神経痛を引き起こす原因は様々です。代表的な原因としては、加齢によって腰の神経の通り道であるトンネル(脊柱管)が狭くなることで、神経を圧迫して起こる脊柱管狭窄症、背骨と背骨の間にある椎間板の内容物(髄核)が周囲の線維輪を突き破って外に飛び出し神経根を圧迫する椎間板ヘルニア、臀部にある梨状筋の緊張や癒着によって坐骨神経を絞扼する梨状筋症候群などがあります。
その他の原因としては、閉塞性動脈硬化症、閉塞性血栓血管炎などの血管性病変、転移性・原発性の脊椎腫瘍などでも起こる事があります。
当院での治療の特徴|清須市 いけむら接骨院
当院での治療の特徴は?
当院では、初めて受診される方に、最初に痛み・しびれの原因を鑑別診断(整形学検査法・神経反射・筋力検査など)いたします。坐骨神経痛の根本的な原因は患者さんによって様々ですが、さらに姿勢を評価することによってどこに機能障害があるのか判断します。
人間の体は加齢、運動不足などにより筋力が低下し、その結果筋肉が機能不全を起こし、骨盤や背骨に歪みやズレを生じさせます。すると身体全体を正しく支えることできなくなる為、正常から逸脱した関節運動を繰り返し、痛みが出現するのです。当院では周囲の筋・筋膜組織のみを調整するだけでなく、背骨や骨盤(骨盤矯正など)を整えることにより、機能不全を起こした筋肉を呼び起こし、正常な関節運動に近づける事によって、痛みの原因となっている根本を改善していきます。
また足関節にも着目し、アプローチ(インソール療法など)することによって、正しい歩行姿勢に近づけることで、痛みを改善させることにも力を入れています。
明らかな器質的変化(ヘルニア・狭窄症など)が要因で痛みや痺れのある方に対しては、当院と連携してる整形外科へ御紹介(ここがしっかりできていない清須市の接骨院がほとんどです)し、レントゲンやMRIで精査して頂き、確定診断をしてから施術をしております。
MRIなどの画像で確実に神経を圧迫しているのであれば、長期に渡って患者さんは強い痛みやしびれに対して我慢しなければなりません。
整形外科で、投薬や神経ブロック注射で痛みをコントロールしながら、当院での施術も患者さんへ提案しております。