アキレス腱断裂
- 運動中、踵に衝撃、激痛が走った
- 踵から断裂音がした(ブチッなど)
- 痛みで歩けなくなった
- 踵が腫れている
- つま先立ちができなくなった。
アキレス腱とは 清須市いけむら鍼灸接骨院
アキレス腱の構造・機能
アキレス腱はつま先立ちやランニング、ジャンプをする際に大きな負荷がかかりやすく、様々な運動の面で重要な役割を果たしています。
ふくらはぎには、二つの大きな筋肉があり、下腿三頭筋(腓腹筋、ヒラメ筋)は合流してひとつの腱となり踵の骨(踵骨)に付着しています。この大きな腱のことを『アキレス腱』と呼び足関節を下に曲げる(底屈)といった役割を持っています。
スポーツではバスケットボールやバレーボールでの着地や剣道での踏み込み、テニスのフォアハンドの踏ん張りなどで負荷がかかり易く、注意が必要です。
・豆知識(アキレス腱の由来)・
ギリシャ神話に登場する大英雄『アキレウス』から取られていて、ちょうどアキレス腱の部分がアキレウスの弱点であったことからアキレス腱という呼ばれ方になったそうです。
アキレス腱断裂とは 清須市いけむら鍼灸接骨院
アキレス腱断裂が起こると?
アキレス腱を断裂した際に良く言われるのが、バットで足を殴られたような衝撃を感じたりとか、『パンッ』と音がしたなど、激しい衝撃と痛みを訴える事がほとんどです。アキレス腱断裂が起こると足首は動かせてもつま先で立つことができなくなったり、損傷してすぐは歩行ができなくなることもあります。(しばらくするとべた足で歩けることもありますが)重度によっては断裂部が凹んだり、腫れや皮下出血がみられることがあります。
アキレス腱断裂の原因は?
スポーツ活動中の急激な伸長に腱が耐えれず損傷してしまうこと
が主な原因ですが、その背景として加齢による腱の変性やオーバーユース(使いすぎ)、ストレッチ不足・柔軟性の低下などが要因になります
受傷年齢は30歳~40歳代のスポーツをしている方に起こりやすいとされ、日頃の運動不足から急激に激しい運動を行うと、損傷するリスクが高まります。
アキレス腱断裂が起きないように
アキレス腱断裂を予防するには、運動前に必ず準備運動とストレッチをすることが大切です!もしアキレス腱のストレッチをした際に痛みが出るときは、アキレス腱に炎症を起こしている可能があります。この状態で運動するとアキレス腱断裂が起きやすいので痛みが引くまで運動を控えるか、無理な運動はしないようにしましょう。アキレス腱断裂は一度起きてしまうと治るのに時間がかかります。
当院でのアキレス腱断裂に対する対応 清須市いけむら鍼灸接骨院
当院での対応
当院では最初に超音波診断装置(エコー)を使い、アキレス腱の損傷度合いを確認します。部分的に断裂している『アキレス腱損傷』の場合は、、損傷度に合わせてアイシングや金属副子で固定を行い、炎症・損傷範囲が広がらないよう防止します。
『アキレス腱断裂』を疑う場合、連携している整形外科を紹介させていただきます。 完全断裂している場合は早急に手術が必要だからです。アキレス腱縫合術などを行った場合、リハビリによって機能の低下を防止しながら復帰を目指すことになります。
アキレス腱の手術後は縫合部分は固くなり、傷口周囲の組織も癒着し、ふくらはぎの筋力の低下、足関節が動かしずらい、アキレス腱の柔軟性の低下、血行不良による過度のむくみ症状が出現します。手術後は一定期間、ギプス・装具固定が必要となるので、以上のような症状が基本的に起こります。
術後の炎症症状が治まったら、柔軟性の獲得する為にホットパックなどで組織を温めてから、筋肉の滑走(動き)を良くしたり、柔軟性を向上させるストレッチなどを行い、正常な歩行ができるようリハビリを行います。また競技者であれば、俊敏性・バランスの強化などスポーツ復帰できる状態まで、コンディショニングを取り戻していきます。
「痛みが取れたらおわり」ではありません!
アキレス腱が断裂の背景には加齢や足の変形から『アキレス腱炎』が起きている場合があります。さらにアキレス腱炎は再発しやすくマッサージや電気による治療だけでは治療しきれない部分があります。そういった患者さんには『インソール』での根本治療をお勧めさせていただいております!運動中や普段はいてる靴が足のサイズに合っているか専門的な知識をもとに測定、調節をさせていただき、再発しない状態をゴールとし、治療させていただきます。
アキレス腱の痛みでお困りでしたらいけむら鍼灸接骨院に一度ご相談ください。