外反母趾

  • 足の親指の付け根が突出して痛みがある
  • 歩く時に痛みがある
  • 痛みで長時間歩くのが困難だ
  • 足の親指が『く』の字に曲がっている
  • 痛みで靴が履けない

外反母趾とは        清須市いけむら接骨院

外反母趾とは、母趾(足の親指)が第2趾の方へ曲がっている状態をいい、身体の中心軸から母趾が外側に向いていることから外反母趾と言います。特徴的な症状は足の親指の先が人差指の方に『くの字』に曲がり、つけ根の関節の内側の突き出したところが痛みます。その突出部が靴に接触して炎症を起こし、悪化すると靴を履いていなくても痛むようになります。靴の歴史の長い欧米人に多い病気でしたが、最近では日本人でも急速に増加しています。

なぜ外反母趾になるの?      清須市いけむら接骨院

外反母趾の原因は、個々で違っている為、これと断定することは難しいですが、一番の原因と言われるのが間違ったサイズの靴を履かれることです。外反母趾の方の靴のサイズを測ってみると、ほとんどの方が大きい靴を履かれているのです。

付け根が靴に接触して痛いからといって大きいサイズの靴を履くのは根本的に間違いで、靴の中で足が滑ってしまい、さらに外反母趾を進行させてしまいます。

そして歩き方に問題あることも症状を発生させる要因となります。例えば、かかとから着地するのではなく、つま先や足の裏全体で地面をつくような歩き方をしていると、足の親指の付け根に負担がかかり外反母趾になりやすくなります。また股関節(内股)や足部(偏平足)に問題がある方も要注意です。

外反母趾の施術と予防は何をするの?    清須市いけむら接骨院

当院では保存療法として、患者さんに合わせて以下の四つを組み合わせて対応しております

リハビリ:

歩容(歩行姿勢)を分析し、外反母趾に影響を与えている骨盤・股関節・足部の動きをリハビリを通じて改善させていきます。例えば、臀部・足趾の筋力強化(足の指をグー・パーなど)・ ストレッチなどを行い、変形の矯正・予防をはかっていきます。

テーピング :

女性の3人に1人が外反母趾であったり、それ以外に足のどこかに痛みや胼胝(タコ)などの異常がある方がほとんどです。テーピングを行うと足部のアーチ(土踏まず)が上がり、歩行時の荷重時における足部への負担が減る為、外反母趾の痛みも軽減されます。

 

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身体に身に着けるものとして『靴』は最も重要で、その人の身体状態に一番合ったものを選ぶことが大切です。靴で最も重要なのはサイズと靴の構造です。外反母趾の方は、変形による痛みの為、必然的に大きめの靴・脱ぎ履きしやすい柔らかい靴を選んでしまいがちです。『接触して痛い』だから大きめの靴を履く。これ悪循環なんです。靴の中にスペースができ、足が滑ることにより、さらに症状進行させてしまいます。いけむら接骨院では、靴の構造からフィッティングまで、きめ細かく説明サポートさせて頂き、あなたの症状に合った最適な靴を提案します。

インソール :

靴は歩き易く、動きやすいことが重要なポイントになるわけですが、もう1つ良い歩きをサポートするインソールを作成して、足趾を使いやすくバランスを良くすることを推奨しています。外反母趾の方は足趾の変形により、歩行時に正常な荷重運動ができなくなり、足趾の痛みだけでなく膝や股関節、さらにひどくなると腰にも影響します。その人の動きを見て、その人に合った最も良い動きに導くことを目的としてインソールの作成をお勧めします。

 

代表 柔道整復師 池村三行
執筆者

代表 柔道整復師 池村三行

治療家歴 36年