半月板損傷

  • 膝を捻ってから痛みが続いている
  • 膝に引っかかるような違和感がある
  • 膝の曲げ伸ばしができない
  • 膝に力が入らない
  • 膝が腫れている

その症状、半月板損傷かもしれません

半月板損傷の主な症状には、膝の痛みや曲げ伸ばしの際の違和感などがあります。
半月板とは、太ももにある骨とスネにある骨の間に存在しているC字型の軟骨組織のことで、荷重と安定性の役割を担っており、膝の内側と外側にそれぞれ存在しています。半月板自体が痛むことはほとんどないですが、損傷すると半月板のかけらが関節に挟まって炎症を起こしたり、安定性が低下するため膝の痛みや不安感が生じます。
半月板単独の損傷もありますが、前十字靭帯損傷などに合併して起こる場合も多く存在します。

半月板損傷の原因は?

膝には体重による負荷が大きくかかるため、半月板にも大きな力が加わります。
スポーツなどで膝を酷使したり、捻ったりぶつけたりすることでさらに大きな負荷がかかると、半月板が欠けたり断裂したりしてしまいます。
半月板損傷はサッカーやバスケで走りながら急激な方向転換をしたり、ラグビーなどで横からタックルされたりして、無理に捻られたり伸ばされたときに起こりやすいです。
半月板損傷のほとんどが外傷によるものですが、加齢に伴って半月板が変性し、過負荷が加わることによって気がつかないうちに損傷する場合もあります。
半月板は内側外側それぞれに存在しているため、外力が加わる方向によって、損傷する半月板が変わってきます。
また、半月板には血行がなく自己再生能力が無い(外周囲15%~25%には血行があるため一部治癒可能性あり)ため、一度損傷してしまうと自然に元には戻りません。

半月板損傷の治療の流れは?|清須市 いけむら接骨院

 

いけむら接骨院ではまず、整形外科的診察と検査を行います。半月板損傷が疑われる場合には、当院と連携している整形外科を紹介させていただき、MRI検査等で半月板の状態を確認します。整形外科にて半月板損傷の確定診断を受けた場合、損傷の程度によって保存的治療、外科的治療を選択します。保存的治療となった場合、当院では電気治療による疼痛コントロールや、大腿部の筋力低下予防トレーニング、ストレッチやエクササイズによる関節拘縮改善を行います。加齢や過負荷によって半月板損傷が慢性的に起きた場合、自身が気づかないうちに断裂していることもあるため、注意が必要です。「膝を完全に伸ばせない」「膝に不安感や違和感がある」といった症状が長く続く場合には、ぜひ当院にご相談ください!

代表 柔道整復師 池村三行
執筆者

代表 柔道整復師 池村三行

治療家歴 36年