腰椎すべり症

  • 腰・脚に痛みが出る。
  • 脚にシビレがある。
  • 歩くと腰、脚が痛くて歩けなくなるが、休憩すると楽になる。
  • 腰・脚に違和感がある。
  • 他の接骨院に行っても変わらなかった。

腰椎すべり症とは|いけむら鍼灸接骨院

腰椎(腰の骨)は第1腰椎から第5腰椎あり、横から見ると生理的に前弯(前に反る)しています。年齢とともに椎間関節椎間板に変性することにより腰椎がずれが生じた状態を腰椎すべり症といいます。すべり症には、腰椎が後方へずれてしまう「後方すべり」と、前方へずれる「前方すべり」があります。前方すべりになることが多いです。

 

 

 

 

 


すべり症を大きく分けると形成不全性すべり症分離すべり症変性すべり症と3つのタイプに分けられます。形成不全性すべり症は、生まれつき脊椎(背骨)に問題があり発症します。非常にまれで、比較的に若いうちに発症します。分離すべり症は、分離症が起因して発症します。分離症は、腰部を後ろに反る動作や回旋(腰を回す)動作が繰り返し行われることで過剰な負荷がかかることによって腰椎のストレスがかかりやすい部位(椎弓狭部)に生じた疲労骨折が治らないまま分離(離れている)した状態をいいます。分離症の原因である疲労骨折は、骨の成長過程である10代の成長期に激しい運動をしている子供や、スポーツ選手に多くみられます。そのあと徐々に分離すべり症へと進行していきます。変性すべり症は、中高年に多くみられます。分離症がない状態でも、加齢に伴って椎間板が変性し不安定となり、椎体のズレが生じた状態を変性すべり症です。脊柱菅狭窄症を伴うことが多いです。

←右腰椎すべり症

 左:正常

代表 柔道整復師 池村三行
執筆者

代表 柔道整復師 池村三行

治療家歴 36年