突き指 

  • 球技をしていて指にボールが当たった
  • 指が腫れている
  • 指が曲がりづらく、もしくは伸ばしづらくなった
  • 指先が変形している
  • 子供が突き指をして帰ってきた

突き指について              清須市いけむら鍼灸接骨院

突き指とは指先にボールや物が当たった際に起こる怪我の総称で

『突き指』という言葉には指先の骨折、脱臼、靭帯損傷、変形などが含まれます。

ただの突き指だと思い放っておくと、痛みは取れても指先の関節が完全に伸びなくなったり、うまく曲がらなくなったり、手術をしないと治らないような変形が起きてしまったりと、思わぬ後遺症を残すことがあるので注意が必要です。

自分自身が突き指してしまったり、お子さんが突き指をして帰ってきたときは早めに接骨院か病院にかかり、損傷の状態をしっかり診てもらいましょう。

 

突き指でおこる損傷         清須市いけむら鍼灸接骨院

突き指で起こるもの

突き指でおこる怪我の中に指の第一関節(DIP関節)が完全に伸びなくなる『槌指』という変形があります。

・腱性槌指・                                             突き指をした際にDIP関節が強く曲げられることにより指先の骨(末節骨)に付着している腱が断裂することにより起こる腱の損傷です。                          治療法として包帯や装具で指先を過伸展位(指先を最大に伸ばした状態)にして固定します、この固定の仕方を間違えてしまうと変形を残してしまいます。

・骨性槌指・                                          末節骨についている腱が骨を引っ張り裂離骨折(剝がれるような骨折)を起こすもので、骨折の変形が少ない場合は「腱性槌指」と同じように固定での治療となりますが、骨折の変形が大きかったり、骨折と同時に脱臼を起こしている場合は「経皮的鋼線刺入法」という指先にピンを入れるという手術による治療を行います。

・指関節捻挫・                                           指先の腱や靭帯が部分的に損傷し出血、炎症を起こしているもので、一般的な突き指に対する解釈はこのことだと思われます、

突き指した時の対処

突き指をしてしまった時はRICEに基づいて応急措置をしましょう。                              RICEとはRest(安静)・Ice(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)という四つの処置の事を言い、応急処置の基本となるものです。

痛みを和らげ、内出血による腫れを抑え、患部の安静を保つことで炎症が広がり治癒期間が延びてしまうことを防ぐのが目的です。

「引っ張ったら治る」は間違い!!!

「突き指をしたら引っ張って治す」という話を聞いたことがあるでしょうか?         実際脱臼をした際は牽引をして整復することがありますが、骨折や靭帯損傷をしている場合は悪化させる恐れがあるので、病院や接骨院で見てもらうまでは損傷部位を引っ張らずにRICE処置をしっかりしましょう

当院での対応           清須市いけむら鍼灸接骨院

突き指に対する対応

接骨院で行う治療としては急性期(怪我をしてから約1~2週間)は包帯固定、アイシング、電気療法を行い炎症が広がるのを抑え、安静第一とします。                                                                              固定期間が過ぎたらリハビリを開始します。手首や指の関節は少しの固定でも拘縮(固まってしまうこと)が起きるのでしっかり動かすことで日常生活やスポーツに影響を残すことなく復帰できます。

 

当院の強み・エコーによる検査

当院では整形外科的検査に加え、最新の超音波画像診断装置(エコー)を使った評価を行います。レントゲンでは映らないような骨折や靭帯、腱の損傷まで確認することが可能になり、患者さんにとっても安心・安全です。

また、突き指の中には接骨院での治療が難しく、手術が必要になってくる場合もあります。そのような場合は連携している整形外科をご紹介させていただきます。

突き指を軽い捻挫であると思い込み、そのままにしておくと変形を残す可能性があるので、接骨院にかかりましょう。

突き指をしてしまった際は、いけむら鍼灸接骨院をご利用ください。

代表 柔道整復師 池村三行
執筆者

代表 柔道整復師 池村三行

治療家歴 36年